財団の概要

ご挨拶

● ご挨拶

公益財団法人公共政策調査会は、産・学・官の有志の皆様の発案とご尽力により、1986年12月5日に警察庁所管の財団法人として発足し、その後、公益法人改革に伴い、2012年に公益財団法人に移行しました。

当財団は、社会的安定と安全の視点から広く内外の公共問題の研究や関係諸情報の収集・整理・分析を行うとともに、これらの成果の普及、政策提言等の事業を行い、もって我が国社会の自由と安全の確保に貢献することを目的としたシンクタンクです。

設立以来、国際情勢、国内の政治、経済、社会情勢等が大きく変化する中にあって、企業の安全対策、危機管理、テロ問題(テロ情勢、テロ対策)、サイバーセキュリティ、組織犯罪対策などのテーマを中心に活動を行って参りました。

この間にも、地下鉄サリン事件等オウム真理教による大量殺傷テロ(1994年、1995年)、阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故による未曾有の原子力災害の発生(2011年)など、国の根幹を揺るがすような大事件、大災害が発生しました。近年では、国の安全保障や企業活動、国民生活に対するサイバー攻撃の脅威も急速に増大しています。また、新型コロナウイルス感染症の終息の兆しは未だ見えず、さらには、激化する米中対立、ロシアのウクライナ侵攻等により、経済安全保障の確保が喫緊の課題となっています。

このように現代社会が多様な脅威に直面している中、当財団では、最新の知見に基づく研究やその成果の普及等を通じて、社会の自由と安全の確保により一層貢献して参りたいと考えています。今後とも、当財団の活動にご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

2022年5月        
公益財団法人 公共政策調査会

理事長 米田 壯