ビデオ・小冊子

第6作ビデオ「世界のテロ情勢」

製作の趣旨及び目的

第6作「世界のテロ事情」近年、キルギス共和国における邦人拉致事件、メキシコにおける電機メーカー米国邦人社長誘拐事件、フィリピンにおける建設会社邦人事務所長誘拐事件、そしてペルー日本大使公邸占拠・人質事件など、日本人や日本の権益を狙った事件が続発しており。本年2月22日には、コロンビアで日本企業の現地法人副社長が誘拐され、テロ組織FARCに引き渡される事件が、また同日、フィリピンでは建設会社の駐在員がテロ組織NPAに襲撃される事件が発生しています。これらの事件は、今後も増加することが懸念されています。

一方、世界各地で米国権益などを狙ったイスラム原理主義過激派によるテロ事件が続発しており、こうしたテロ事件に日本企業や日本人渡航者がいつ巻き込まれるかわかりません。

このような海外における日本人の安全対策について考えて頂くため、財団法人日本宝くじ協会の助成を得て、公共政策調査会が企画し、財団法人警察協会の製作によりビデオを作製しております。平成8年に第1作「作戦コードTOKYO」を製作して以来、平成9年には第2作「作戦コード パラダイス」、平成10年には第3作「Kidnap(誘拐)」、平成11年には第4作「ターゲット日本企業」、平成12年には第5作「人質(Hostage)」を製作してまいりましたが、この度、最終作第6作「世界のテロ情勢」が完成の運びとなりました。

第3作「Kidnap(誘拐)」は誘拐事件に遭ってしまった場合の企業の対応に焦点を当て、第4作「ターゲット日本企業」は誘拐を実行する側のテロリストの視点で、それぞれ誘拐事件をテーマにアニメーションで製作したものでした。また第5作では、同じく誘拐をテーマに取り上げ、誘拐・拉致された「人質」そのものに焦点を当て、実際にコロンビアのFARCやフィリピンのNPAの人質になった方々の証言などを中心に、ドキュメンタリーで製作し、万が一、誘拐・拉致された場合の心構えや予防の重要性を考えて頂くためのものでした。

今回の第6作「世界のテロ情勢」は、日本人にとってのテロの脅威がどのようなものかを理解して頂くことを目的として、世界各地で発生したテロ事件やテロ組織に係る映像を中心に、世界のテロ情勢について日本の視点から概観したものです。

ビデオ製作の概要

製作 財団法人 警察協会
企画 財団法人 公共政策調査会
助成 財団法人 日本宝くじ協会
制作 音響映像システム株式会社

ビデオの規格、配布先等

規格 ドキュメンタリービデオ 約30分
製作本数 3,000本
配布先等 下記に寄贈(非売品)
  • @海外展開している主要大手企業
  • A視聴覚設備(ビデオ)を設置している全国の主要図書館

ビデオの内容

本ビデオは、世界各地で発生したテロ事件やテロ組織に係る映像を中心に、世界のテロ情勢について、日本の視点から概観したものです。

主な構成

アメリカ合衆国関係
  • オクラホマ連邦政府ビル爆破事件
  • ニューヨーク世界貿易センタービル爆破事件(93年2月)
  • 6人が死亡、日本人4人を含む千人以上が負傷
    日本の銀行や証券会社など三十数社が業務にも大きな影響が出る
  • ラムジ・アフメド・ユセフと「ボジンガ計画」(米国航空機同時爆破計画)
  • フィリピン航空機事件(1994年12月)
  • 日本人乗客1人が死亡し、6人が負傷
  • ケニア・タンザニアアメリカ大使館爆破事件(98年8月)
  • ナイロビのアメリカ大使館爆破事件では、近くで買い物をしていた日本人1人も負傷
  • オサマ・ビン・ラーディン
  • 「アメリカとその同盟国を攻撃することは、イスラム教徒の義務である」と公言。
  • 米国駆逐艦コール号爆破事件(2000年10月)
ペルー ■トゥパク・アマル革命運動
  • ペルー日本大使公邸占拠事件(96年12月)
■センデロ・ルミノソ
  • 東京銀行リマ支店長襲撃事件(87年3月)
  • 日本大使館爆弾テロ事件(91年4月と92年12月)
  • ペルー日産襲撃事件(87年11月)
  • JICA日本人技術者殺害事件(91年7月)
コロンビア ■コロンビア革命軍(FARC)
  • 東芝技術者誘拐事件(91年8月)
  • 日本人農場主誘拐事件(98年9月)
  • 矢崎総業現地法人副社長誘拐事件(2001年2月)
■国家解放軍(ELN)
  • 日本人農場主誘拐事件(1992年9月)
英国 ■IRA
  • ロンドン・シティ爆弾テロ事件(92年4月、93年4月)
  • 日本企業や日本人ビジネスマンも被害を受ける
■分派組識「真のIRA」
フランス ■イスラム集団(GIA)
  • パリ地下鉄ポールロワイヤル駅爆弾テロ事件(96年12月)
  • 4人が死亡、日本人4人を含む91人が負傷
スペイン ■バスク祖国と自由(ETA)

首都マドリドなどのスペインの主要都市やフランス国内で爆弾テロ事件などを繰り返しており、日本人や日本企業もその被害に巻き込まれている。

エジプト ■武装テロ組織イスラム集団(GI)
  • ルクソール観光客襲撃事件(97年11月)
  • 日本人観光客10人を含む、62人が殺害された
キルギス ■ウズベキスタン・イスラム復興運動
  • 日本人鉱山技師等拉致事件(99年8月)
インド ■ハラカト・ウル・ムジャヒディン
  • インディアン航空機ハイジャック事件(99年12月)
  • 乗客の中には、日本人観光客1人が含まれていた
スリランカ ■タミル・イーラム解放の虎(LTTE)
  • コロンボ・爆弾テロ事件(97年10月)
  • JICAやNTTの社員など日本人7人も負傷
フィリピン ■新人民軍(NPA)
  • 三井物産マニラ支店長誘拐事件(86年11月)
  • 民間援助団体日本人事務所長誘拐事件(90年5月)
  • 80年代後半から90年代に前半にかけて数々の日本企業への脅迫事件や爆弾テロ事件を起こした
  • 東亜建設工業駐在員襲撃事件(2001年2月)
■アブサヤフ
■モロ・イスラム解放戦線(MILF)